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【フィッシング詐欺】ETC利用照会のメールをクリックしてしまった|対策方法について

2023年9月25日

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最近、「ETC利用照会」がメールで届くフィッシング詐欺が増えています。ETCをうたった詐欺は2021年から流行しており、公式サイトでも注意喚起がされています。

怪しいメールが届いた場合の対策として、開かず、URLをクリックせず、返信せず、情報を入力しないことが重要です。

ここからは、ETC利用照会に関するフィッシング詐欺の内容、対策を紹介します。

この記事でわかること

  • ETC関連の詐欺の手口がわかる
  • 間違って個人情報を入力してしまった時の対策がわかる
  • 二次被害の対策がわかる

突然「ETC利用照会」からメールで届いた

最近、ETC利用照会からと偽りメールで送られてくる詐欺が頻発して起こっています。これは、フィッシング詐欺の一種で、個人情報をだまし取るための手口となっています。

2021年から出回っているフィッシング詐欺

引用:https://www.mlit.go.jp/road/yuryo/etc/riyou/index.html

2021年から増えているこの種のフィッシング詐欺は、ETC利用照会を装いつつ、実際には個人情報を狙っている悪質なものです。ETC利用者は令和5年6月時点で94.4%(国土交通省データ)です。

ETC利用者が多いため、フィッシング詐欺でも利用される事態となっています。

公式サイトでも注意喚起されている

参照:https://www.etc-meisai.jp/caution/caution_phishing.html

ETC利用照会サービスのフィッシング詐欺は深刻で、公式サイトでも注意喚起がされています。

「ETC利用照会サービス」では、メールによる個人情報の変更依頼は一切行っていません。

ETC利用照会サービスでは、メールに記載のリンクや二次元コードから「お客さま氏名・ご住所・クレジットカード情報」の入力を求めることは決してありません。

フィッシングサイトを表示してしまった場合は認証情報や個人情報等を絶対に入力しないよう、ご注意ください。

https://www.etc-meisai.jp/caution/caution_phishing.html

ETC利用照会のメールが届いた時の対策

ETC利用照会がメールで届いた際には、次の対策を講じて自己防衛しましょう。対策方法は、以下の通りです。

【対策1】怪しいメールは開かない

怪しいメールが届いたら開かないこと!

これが一番大切です。

「メールのURLをクリックしていないから安心」

とは言い切れず、メールを開くことでウィルスが感染するというケースも実際にあります。もちろん、全てのメールが開いた瞬間に感染するということではありません。あまり不安にならず、怪しいメールは開かないという習慣を身につけておきましょう。

【対策2】記載しているURLをクリックしない

メール内に記載されているURLには絶対にクリックしないようにしましょう。

メールに記載しているリンクは、偽サイトへの誘導やウイルス感染をさせるのが目的です。開くだけでも危険なため、間違ってもクリックしないようにしましょう。

【対策3】メールに返信をしない

怪しいメールには絶対に返信をしないようにしましょう。返信することで、詐欺師に個人情報が渡ってしまう恐れがあります。

「このメールアドレスは生きている」

と思われると執拗にメッセージが届く可能性があります。

情報を入力してしまった時の対策

誤って情報を入力してしまった時は焦らず適切な対策を行いましょう。主な対策として、クレジットカード会社への連絡、ログイン情報の変更、詐欺被害の報告です。それぞれ解説します。

【対策1】クレジットカード会社に連絡

情報が漏洩したときに最初にしなければいけないのが、被害を最小限に抑える努力です。クレジットカードの情報が盗まれた場合、不正利用されまうので、直ちにクレジットカード会社に連絡して、カードを停止しましょう。対策が早ければ、不正利用による被害を防ぐことができます。

また、クレジットカードの変更やセキュリティの強いクレジットカードに変更するという対策も効果的です。最近ではクレジットカード番号が記載していないものもありますので、この機会にセキュリティの高いクレジットカードに変更することをおすすめします。

【対策2】ログイン情報を変更する

関連するアカウントのログイン情報をすぐに変更しましょう。最近のサービスでは、セキュリティ強化のため、ニ段階認証が設定できるものもあります。

ニ段階認証とは

ログインする際に、SMSやメールで認証番号が届き、その番号を入力しないとログインできない方法のこと

また、

  • 同じアドレス
  • 同じパスワード

を使ってサービスを利用している人は、全てのサービスでアカウント情報を変更するようにしましょう。

盗まれた情報ををもとに、あらゆるサービスにアクセスをして情報をさらに盗み出す手口もあるため注意が必要です。

【対策3】詐欺にあったことを報告する

警察やフィッシング詐欺協議会などに相談して、詐欺被害にあったことを報告しましょう。他の被害者を減らすためにも、早めの報告が重要です。

住所・家族構成・電話番号が盗まれた場合

住所・家族構成・電話番号などの個人情報が盗まれた場合、それらの情報が悪用される可能性があります。

  • メールアドレス:変更すればOK
  • パスワード:変更すればOK
  • クレジットカード:利用停止の連絡

メールアドレスは変更したり、クレジットカード利用は停止したりすることで対策ができますが、住所や家族構成、電話番号は、そう簡単に変更できません。

とくに、固定電話が特定されると「オレオレ詐欺」「悪徳勧誘」「アポ電強盗」などのリスクが増加します。万が一漏洩した場合は取次サービスなどの利用をすることで被害を抑えるなどの対策をしておきましょう。

個人情報は売買される

盗まれた個人情報は、闇市場で売買されることがあります。個人情報の売買は日常茶飯事だからこそ、あらゆるフィッシング詐欺のメールが届いているのです。情報の流出をいち早く察知し、適切な対策を講じることが大切です。

情報漏洩したらすぐに対策しよう

情報が漏洩した際は、速やかな対策が必要です。対策を講じることで、被害の拡大を防げます。今すぐ対策方法を確認し、自分と家族を守りましょう。今回の記事だけではなく、当メディアでは情報漏洩対策に関する専門知識や情報源を調査して注意喚起を行っています。常に最新情報を得て被害をおさえていきましょう。

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