2021年から流行しているETC偽メール詐欺(フィッシング)ですが、2023年急激に増加しているためメールが届いた人も多いのではないでしょうか。
ETC偽メール詐欺の目的は、クレジットカード番号を盗むことです。この記事では、ETC偽メール詐欺(フィッシング)とはどのような手口で行われているのかを解説します。
ETC偽メール詐欺(フィッシング)とは
ETC偽メール詐欺(フィッシング詐欺)とは、悪意のある犯罪者が、ETC利用照会サービスに成りすまして偽サイトに誘導します。
偽サイト(フィッシングサイト)のURLをクリックさせ、個人情報やクレジットカード番号などを詐取することで、不正な利益を得ようと試みるものです。
ETC利用照会サービスを装ったフィッシングメール
この手のフィッシングメールでは、ETC利用照会サービスを装い、メールに記載されたリンクへアクセスするよう誘導されます。リンク先はフィッシングサイトであり、個人情報を入力することで情報が盗まれてしまいます。
ETCパーソナルカードWebサービスに関する不審なメールの報告
2021年から当詐欺は横行し始め、ETCパーソナルカードWebサービスに関する不審なメールが届く事案が多発しています。万が一当詐欺事案のメールを受信した場合は、速やかにETC事務局へ連絡し報告しましょう。
偽サイトに誘導しクレジットカード番号を盗む
フィッシングサイトに誘導されると、クレジットカード番号やパーソナル情報が盗まれるリスクが高まります。
詐欺師は、こうした情報を悪用して不正請求や他人名義での新規登録など、被害者に損害を与える行為を行います。
また、被害者は、不正利用に気づくのが遅れることが多く、早期の対処が難しくなることもあります。
フィッシングサイトは、本物に酷似したデザインで作成されることが多く、一見すると判断が難しい場合もあります。そのため、リンク先のURLを確認し、安全性を十分に検討することが肝心です。
被害を防ぐための対策と確認方法
被害を防ぐためには、不審なメールに気づいたら開かずに削除し、メールのリンク先はクリックしないようにしましょう。また、アプリやソフトを活用してセキュリティ対策も万全に行いましょう。
対策を講じていてもフィッシングメールが届くことがあります。万が一届いた際には以下のの内容を参考に詐欺を見極めるようにしてください。
メールの件名や内容をしっかり確認
ETCフィッシング詐欺対策として、メールの件名や内容を注意深く確認してください。この手の詐欺は海外から送られることが多く、日本語を話せない詐欺師が翻訳サイトなどを使って文章を作っているケースがあります。
その場合、日本語がおかしかったり、普段使わない文章になっていたりしているため注意深く確認することが大切です。
ETCフィッシング詐欺に関するよくある質問
ここからは、ETCフィッシング詐欺に関するよくある質問への回答をします。
ETCの解約メールが届くのですが本物ですか?
ETCの解約メールが届いた場合、ほぼ間違いなくフィッシング詐欺です。メールを開かず削除するようにしましょう。特に、不審なURLやメールアドレス、内容が記載されている場合は、フィッシング詐欺です。
ETCのメールアドレスはなんですか?
ETC利用照会サービスアドレスは 「admin@ml.etc-meisai.jp」です。このアドレスは配信専用です。公式サイトにも記載されています。上記のアドレス以外で不審なメールが届いた場合、公式サイトでメールアドレスを確認し、比較してみましょう。もし違っていたら、フィッシング詐欺です。
ETCの詐欺メールにログインしてしまいました
ETCの詐欺メールにログインしてしまった場合、まずはクレジットカード番号を入力したかどうかを確認しましょう。クレジットカード番号を入力していたら、すぐにカード会社に連絡して利用停止をしてください。
また、ログインパスワードを入力しただけであっても、メールアドレスやログイン情報の変更を行うことをおすすめします。
ETC偽メール詐欺(フィッシング)から身を守ろう
ETC偽メール詐欺から身を守るためには、メールの内容やリンクを確認し、公式サイトと照らし合わせることが大切です。近年は特にフィッシングメールが届くため日頃から意識してメールに記載しているURLを利用せずに公式アプリや公式サイト経由でログインするようにしましょう。